菌蕈研究所研究員が日本菌学会表彰に輝く

平成20年5月31日から6月1日にかけて、三重大学・山翠ホールで開催された日本菌学会第52回大会において、(財)日本きのこセンター菌蕈研究所の研究員が学会表彰に輝いた。

長沢栄史上席主任研究員が「ハラタケ目を中心とする高等菌類の調査研究とその成果の普及」という内容で教育文化賞を受賞した。この賞は菌学領域における教育、文化、その他発展、普及などの面で顕著な貢献をした人に与えられる賞であり、長沢研究員の今回の受賞は、氏の長年のきのこの分類学的研究、そして各地のきのこ採取会における講師を通して、菌学の普及、発展に寄与した功績が評価されたもの。

また、寺島和寿主任研究員が、筆頭著者として2006年に日本菌学会の学術英文誌に発表したシイタケの染色体連鎖地図に関するDNA研究論文が評価され、平塚賞(論文賞)を受賞した。

平塚賞は故・平塚直秀博士(元菌蕈研究所長)の寄付金を基に設立された賞で、国際的に高く評価され、今後の発展が期待される論文に与えられるものである。

寺島研究員の他に、論文共著者の松本晃幸博士(鳥取大学菌類きのこ遺伝資源研究センター教授)、林英司博士(カリフォルニア州立ポリテクニック大学)、川崎信二博士(農業生物資源研究所)、福政幸隆博士(菌蕈研究所長)が同様に受賞した。

菌蕈研究所の研究員が、同時に2つの賞を受賞したことは大変光栄なことであり、これを励みに菌学への学術的貢献やきのこ生産に役立つ育種研究の進展に今後一層尽力することが期待される。



長沢栄史上席主任研究員(左)と寺島和寿主任研究員(右)