きのこの場所の呼び名
 自然のシイタケは森や林の枯れ木に生えます。

 シイタケがよく生える木はクヌギ、コナラ、ミズナラです。

 シイタケが育つとヒダから胞子を飛ばします。

 風に飛ばされた胞子が枯れ木に落ちて発芽します。菌糸は枯れ木の養分を貰って成長していきます。でも、この菌糸はキノコを作る能力がありません。別のシイタケの菌糸と巡り合ってはじめてキノコを作ることができるのです。

 シイタケのふるさとはニューギニアやボルネオなど南の島です。シイタケの胞子が風(台風など)によって、日本まで運ばれてきます


乾シイタケと生シイタケ

 お店に売られているシイタケには生シイタケと乾シイタケの2種類あります。
 そして、シイタケの作り方には二つあります。ひとつは、切った木に種菌を植えて山林で自然の環境をうまく利用してキノコを出させます。主に乾燥されて乾シイタケになりますが生シイタケとしてもとてもおいしいです。もうひとつは、木を細かく砕いて栄養剤を加えた物に、種菌を植えて施設(工場)で管理してキノコを作ります。多くが生シイタケとしてスーパーに並びます。

 自然の中では秋から春にかけてキノコが発生します。
 シイタケは収穫する時期や天候によっていろんな名前がついています。
 秋に採れたものは「秋子(あきこ)」、1月頃に採れたものは「寒子(かんこ)」、2〜4月に採れたものは「春子(はるこ)」、また、雨にぬれたものは「雨子(あまこ)」、天気のよい日に採ったものは「日和子(ひよりこ)」といいます。


どんこ(冬)とこうしん(香信)

 乾シイタケは品質や形によって分けられて売られます。

 寒い時期にゆっくりと育ったキノコはこんもりと丸く「どんこ(冬)」といって中華料理によく使われ、外国にも輸出されています。また、気象条件によってカサの表面が亀の子のようにひび割れたものを「花どんこ」「茶花どんこ」と言って珍重されます。

カサの開いたキノコは「こうしん(香信)」と呼ばれ、品質によって加工用になるものや袋に入ってお店で売られたり上等品は進物に使われたりします。

 シイタケは健康食品・機能性食品として体の維持機能を高めたり、丈夫にする成分を多く含んでいます。また、抗癌剤としても活用されています。


          どんこ(冬)  

          こうしん(香信)


 この頃は、骨がもろい子供が増えたり高齢者の骨粗しょう症が問題になっています。子供の頃からしっかりとカルシウムを取って骨を丈夫にしておけば、大人になってからも年取ってからも心配しなくてすみます。

 シイタケにはカルシウムを体に取り込むのを助けるビタミンD2を多く含んでいます。ビタミンD2が不足するといくらカルシウムを取っても体内に吸収されにくくなり、歯や骨がもろくなってしまいます。

 乾シイタケにははじめからたくさんのビタミンD2が含まれているわけではありません。ビタミンD2の元になるもの(エルゴステリン)が紫外線の働きでビタミンD2に変化するのです。ぜひ、乾シイタケを買ったら使う前に一度日光に1〜2時間あててください。

 一度天日干したシイタケのビタミンD2は余り減りません。生シイタケも同様に天日にあててから使うとビタミンD2を多く取ることができます。